こだわりの抹茶

こだわりの抹茶のイメージ画像 こだわりの抹茶のイメージ画像

三つのこだわりが生み出す炭火仕立て抹茶

一:碾茶(てんちゃ)へのこだわり

京都府は、日本を代表する碾茶の主産地です。特に、「城陽市・宇治市・京田辺市」の上質な手摘み碾茶は毎

年全国の品評会において上位を独占しています。

当社は、古くから城陽市・宇治市で碾茶を栽培されている生産農家さんから直に手摘み碾茶を仕入れ、JA

茶市場においてもこの三市の上質な手摘み碾茶を中心に府内産の碾茶を数多く仕入れています。

その中には、一般的な「寒冷紗による覆下茶園」の碾茶だけでなく、「わら」や「よしづ」を使った室町時代から

続く伝統製法「本ず覆下茶園」の碾茶も含まれています。

 その他、品種においても「サミドリ」を中心に、「アサヒ」、「ウジヒカリ」

といった高級碾茶用品種や「オクミドリ」など積極的に品種を取り揃え

る事で、お客様のニーズに対応できるように努めています。

品質の更なる向上を常の目標に、お客様に本物の宇治抹茶を味わっ

ていただけますよう、碾茶へのこだわりをこれからも追及していきます。

抹茶イメージ

碾茶の栽培方法

碾茶は、煎茶のような露地の茶畑とは異なります。
昔から「覆下二十日」(おおいしたはつか)と言われますように二十日前後かそれ以上の期間、茶園を遮光する事で葉肉が薄く柔らかくなり、渋味成分が少なく、旨み成分の多い茶葉になります。この茶葉を蒸気で蒸し、揉まずに碾茶炉で乾燥したものが碾茶となります。
現在、一般的に普及している方法は、茶畑の周りに棚を作り、黒いビニールシート(寒冷紗)で茶園全体を覆う「寒冷紗による覆下茶園」です。
その他に、室町時代から続く「わら」や「よしづ」で茶園全体を覆う伝統製法「本ず覆下茶園」や簡易な方法として直接茶畑に寒冷紗をかける「直掛け」があります。
 その中で「本ず覆下茶園」に関しましては現在、京都府内の全覆下茶園の内、数%しか行われていません。
その理由としては、大変な手間や「わらふり」等、熟練の技術を要するからです。
ただ、「本ず覆下茶園」で栽培された碾茶は、独特な香りと濃厚な旨みがあり、毎年全国の品評会において常に上位を独占するほど、品質は群を抜いています。

抹茶イメージ抹茶イメージ

二:伝統製法へのこだわり

当社では、仕上げ加工で「ねり」と呼ばれる乾燥工程を備長炭による炭火で行っています。

手間やコスト面から現在では京都でもほとんど行われていない製法ですが、火加減に気を配り、和紙の上に

広げられた碾茶の乾燥具合を一段ずつ確認しながらの丁寧な作業が、この工程においては一番良い方法だ

と考えています。

特に、葉肉の薄い碾茶は煎茶のように火力が強すぎると、焦げる恐れがあります。炭火によって、じっくりと

「ねり」を行う事で、荒茶の青臭さや雑味を消し、個々の品種が持つ特性と碾茶の独特な香り(覆い香)が引き

立つように努めています。そうする事で自然と風味もまろやかな仕上がりになります。

三:ブレンドへのこだわり

仕上がった碾茶は、個々に審査を行います。審査をする事で碾茶の特徴を理解し、ブレンドの計画を練る時

に商品の味・香り・挽き色をイメージしやすくなります。

お茶が持つ自然の旨味・香り・コクを重視して、喉越しがよく、クリーミーで丸みのある味わいに仕上がるよう熟

慮します。一つ一つの商品に対してどのお茶を使うかを判断するブレンド作業は、茶問屋としてのセンスが問

われる工程です。

茶業青年団在籍時に全国茶審査技術競技大会に出場し、入賞経験もある当社の社長自らが審査を行い、普段

でも飲みやすく、本物の「美味しい宇治抹茶」をお客様に年間を通してご提供する事を、常に心掛けています。

ご不明な点がございましたら、
お気軽にお電話ください。

0774-52-0217

0774-53-5001

【 営業時間 】9:00~18:00

【 定休日 】 日曜日・祝日

FAX専用用紙ダウンロード